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直腸癌(がん)50〜60代に最も多くみられますが、ときには20代にもみられるだけに、20歳を過ぎたらだれしも油断できません。昔はそれほど多くはありませんでしたが、日本人の食生活が欧米化する中で最近富に増え、胃癌(がん)、子宮癌(がん)に次いで、第3位を占めるに至りました。早期に発見して治療すれば治癒率の高い癌(がん)であるにもかかわらず、痔と間違えたり、恥ずかしがって医者にかかることをためらっているうちに手遅れになる人が、いまだにあとを断たないようです。病気を知るきっかけは肛門からの出血です。これは最も重要な初期症状といえます。血液だけではなく粘液の排出もしばしばみられ、癌(がん)が進むと悪臭のある腐敗性のものが排便と同時に排出します。また直腸の炎症をいっしょに起すために、下痢と、度重なる便意がくることもあります。癌(がん)のため直腸が狭まると便の太さが細くなり、周囲に血液がついてきます。痛みは初期にはほとんどなく、癌(がん)病巣の潰瘍が大きくなったり、直腸の狭窄が強まったりすると、腹部膨満、腹痛あるいは肛門、臀部に放散する痛みが起こります。しかし、これといった症状がないうちに、突然、腸閉塞症として発病することもまれではありません。 出血をくり返すと貧血が強くなり、めまいを起すようになります。 大腸癌(がん)と同じく濃厚な食事が多少関係しますが、特に原因としてあげるほどではありません。 直腸癌(がん)は手術できる率の非常に高い癌(がん)なので、発見したらただちに手術治療を行います。 手術は、直腸と肛門を含めて切除し、左側腹部に人工肛門をおくのが最も一般的ですが、上位直腸のあまり進んでいない癌(がん)は切除して腸を吻合することもあります。直腸癌(がん)は進行しすぎて腫瘍が切除できなくても、それを放置すると腸閉塞を起したり、大出血を起したりするので、こそく的な手術法としてS状結腸の人工肛門造設術は必ず行い、便が癌(がん)腫の部分を通過しないようにしなければなりません。放射線治療もかなり有効ですが、進行したものの根治は困難です。抗がん剤は、5FUが有効といわれていますが、根治は難しいといえます。 直腸切断術を受けたあとは、癌(がん)が進行していると会陰部の傷や人口肛門の部分が治るのに1ヶ月ぐらいかかることがあるようで、治療を続ける辛抱強さが必要です。人工肛門に慣れないうちは、そこから出る便の処理に手をやきますが、体が順応すると一日1回の排便ですむようになり、適当な用具を装置すれば社会復帰に少しも障害になりません。吻合部の内視鏡検査やX線検査を定期的に受けることが必要です。食物は特に注意すべきものはありませんが、人工肛門の場合は下痢をしないように気をつけます。 |
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直腸癌(がん) 民間療法と家庭療法
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直腸癌(がん) 民間療法と家庭療法