- ところてん 寒天
- ところてんも寒天も、原料はテングサなどの紅藻類です。ところてんは、その99%が水分で、残りはほとんど線維分のため、栄養的な価値はないといわれていました。
しかし、最近になって、ところてんや寒天に含まれているカンテン(アガー)と呼ばれる線維には、大腸癌(がん)を予防する働きが認められてきました。これはコンニャクも同じことです。つまり、食品の中には、消化吸収されず、栄養にもならず、一見むだと思われる成分があって、それが消化管の中で有益な働きをしていることが明らかにされました。食物繊維といわれるもので、カンテンもその一つです。
食物繊維を大きく二つに分けると、水にとけるものと、とけないものがあります。水にとける線維は、血中コレステロールを下げたり、糖の吸収をおくらせて糖尿病によい作用をすつことが分かっています。
カンテンは水にとけない線維で、同じ仲間には野菜や果物、いもに多いセルロースや、玄米に含まれるキシランなどがあります。
こうした水にとけない線維には、コレステロール値を下げるなどの作用はないのですが、便の量をふやして腸に刺激を与え、便通をよくする働きがあります。また、有害物質の毒性を抑えて、体外へ排出する作用もあり、その結果、大腸癌(がん)を予防するというわけです。